「セトウツミ」全8巻を一気に読みました。
きっかけは、映画
飛行機の中で何気なく見たのがきっかけでした。映画のタイトルを眺めていた時に目に入ったのが、「セトウツミ」。主演が、池松壮亮さんと菅田将暉さん。どちらの演技も好きだったので、見始めました。
ただただ、高校生が川べりで話しているだけなのに、これが面白い。会話の内容、言葉の選び方、間の取り方、表情、それぞれがリンクしていて楽しいです。神妙な面持ちなんか絶妙でした。途中に放り込んでおいて、最後にそれが効いてくる。見事です。
そして、ドラマ
しばらくすると、テレビ東京でドラマが始まりました。映画と出演者は変わりましたが、やっぱり面白い。
映画では登場しないキャラも出てきます。その中でも、ハツ美の存在感が凄い!。無口な時と饒舌な時のギャップが良いです。それを片山友希さんが演じていますが、ものすごくうまい。あまりにも面白いので、コミックを一気読みすることにしました。
全8巻を読む
1話ずつ完結しながらストーリーが進んでいきます。
登場人物は、どこかいびつな感情を持っています。それが合わさりながらの会話が、何ともシュールで面白い。意味のない掛け合いが何とも言えないです。
そんな何気ない会話の中に、伏線が張られています。最後は、一気に回収されてすべてがつながります。ハツ美の行動も重要な意味を持つことに。
何とも言えない複雑な感情がぶつかる1話1話の会話の面白さと、最後に伏線を回収するミステリ小説のような面白さを合わせ持っています。
好きな世界観でした。