シリーズ3作目です。
今回は、いかに脳を疲れないように仕事をするかです。1作目、2作目も脳の仕組みが分かりやすく書かれているのでお勧めです。
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トータルパワー
自律神経のトータルパワーという言葉を初めて知りました。脳疲労に直結して、その値は、20代と比較すると40代は半分になるとのこと。結構、衝撃的な事実です。年齢に合わせた疲労回復をはからないといけないです。
情報処理
情報の処理の仕方で、脳の疲労が変わるようです。トップダウン処理をすることで疲れにくくなるとのこと。全体を俯瞰してみる、メタ認知をうまく使いこなす必要があります。将棋で言う、大局観です。年齢を重ねた棋士が大局観で戦うのは、脳科学的にも理にかなっているのが分かりました。
本書に記載があるように、人間観察をして、メタ認知を鍛えたいと思います。
記憶
記憶の引き出し方も大事になります。情報があふれている現代において、必要な情報のみを取り出せるようにしないと脳が疲れます。タグ付けして記憶を定着させておくと、必要な情報を引っ張りやすくなるようです。
全ての情報をインプットすると脳が疲れるので、不要な情報は無視しないといけません。自身に必要なことのみにアンテナを張ってキャッチするようにすると良いようです。以前読んだ経営者の方が書かれた本で、書類を見ると必要な数字のみ浮き出て見えてくるという記載がありました。それを思い出して、アンテナを張る必要性が納得できました。
自己を知る
自身の疲労の状態が分からないと、どれくらい疲れているのか、何をするとどれだけ疲れるのか、どのくらいの睡眠で回復するのかが分かりません。それを知る為に、本書で、疲労負荷&睡眠記録表が薦められてました。良いツールだと思ったので、早速、実践し始めました。
目を閉じる
疲れたときは、目を閉じるのが良いとのこと。情報のほとんどは、目から入ってくるのでそれを遮断します。
昼休みは、スマホを見ず、目を閉じて午後に備えるのが良いのが分かりました。その際、20から30分の仮眠も有効で、仮眠前にコーヒーや緑茶を飲んでおくと目覚めが良いようです。休み明けから試してみる予定です。
意識を変える
あまり考えすぎずに、諦めることや、欠点も含めて自己を肯定することも大事というのが分かりました。考えてもどうにもならないことは、さっさと諦めて、考えて何とかなることに集中した方が良いです。意識を変えるだけで気が軽くなるのも、そういった仕組みなのかと理解しました。
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まとめ
脳の仕組みを理解すると、物事の捉え方が前向きになれる気がします。自分にあったスタンスが見つけられれば、気持ちよく生活できそうです。