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虚構の世界へ迷い込む/「ペガサスの解は虚栄か?」(森博嗣)感想

Wシリーズの最新作。7作目です。

毎回、シリーズの大きな流れがどこまで進むか楽しみで手に取ります。エピローグを楽しみにして読み始めました。

人工知能

新たな人工知能が登場します。主人公のハギリが、その人工知能と合う所から物語が始まります。そこで得られた情報の真偽は? それを確かめるために、今回の舞台インドに赴きます。

新たな護衛

今回から、護衛がキガタに代わっています。今までと会話のパターンが変わって、面白い。あまりに素直で新鮮です。

様々な登場人(?)物

人、ウォーカロン、トランスファ、人工知能と入り混じりながら話が進んでいきます。だんだん、境目が分からなくなってきます。近い将来ありそうで、人が望んだ方向に進むとはこういうことを言うのかなと思いました。最近「サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福」を読んだ為、特にそう感じたのかもしれません。人は、「虚構」で成り立っている。まさにそれです。

終盤

最後は、アクションシーンもあり、盛り上がっていきます。ウグイの今までと違う一面も描かれているので、そこも見どころです。

お楽しみのエピローグ

そして、毎回楽しみのエピローグ。キーワードは「虚栄」。サピエンス全史の「虚構」に通じるものがあります。ますます、人との境界線があいまいになります。

シリーズ全体の大きな流れの進展は、今回それほどありませんでした。次作以降に期待です。来年2月を楽しみに、本を閉じました。