atsusta 趣味ブログ

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シーソーモンスター/伊坂幸太郎  作品間のリンクにワクワクします

螺旋プロジェクトの発売2作目です。

朝井リョウの「死にがいを求めて生きているの」はすでに読んでいるので、どのように作品がリンクするのかを楽しみにして読み始めました。

中編2作で構成されています。

1作目が

シーソーモンスター

単なる嫁、姑の争いではないです。そうでないと話にならないから当たり前ではありますが。

設定も伊坂幸太郎らしく何とも現実感がありませんが、なぜかただただ面白い。いつも思うが、この不思議な感覚はいったい何だろうか。

今回設定されている職業も好みでした。その手の映画をよく見るのでどんなことをしてくれるのかと楽しみながら読めました。

最後のたたみかけるような展開が話を盛り上げてくれます。

死にがいを求めて生きているの」とはあるアイテムでつながります。知っているとなお楽しいです。

2作目が 

スピンモンスター

時代的には、昭和後期の「シーソーモンスター」、平成の「死にがいを求めて生きているの」の次の近未来。5~10年するとこんな世界が広がっていそうです。前2作とのリンクも楽しめます。

「死にがいを求めて生きているの」の構図が頭に入ったまま読んでいたので、知らず知らずのうちに騙されてました。今回はそういった構図なのかと。

ずっと気になっていた隠れキャラが本作品で分かりやすく説明されてます。そうなると「死にがいを求めて生きているの」ではあれかなとあたりをつけるが、そういった出し方もありなのかとも思った。特徴は分かったので他作品での登場の仕方も楽しみです。

テンポよく進むので一気に読めました。最後の方の言葉も良かったです。人だからこそというのはやはりこれなんでしょうね。理屈を超えた何か、人間たる所以です。

5月刊行の2冊も近いうちに読んでみたい。

 

 

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